これから薬剤師になろうと思っている人もいるのではないでしょうか?もし薬剤師になる場合、どれくらいの給料をもらうことができるのかについて紹介しましょう。人事院という所が、職種別民間給与実態調査というものを実施しました。職業別に、どれくらいの給料をもらっているのかについてのデータなのですが、その中には薬剤師についてのデータも含まれています。その中で、2010年のデータがあるのですが、それによると、薬剤師の初任給は手取りで平均すると、222611円となっています。これは、2009年のデータと比較すると、約1万円程度のアップになっていると言われています。
この時期は、リーマンショックに代表されるように、世界的に不況になっている状態です。ちょうど日本でも企業の業績が悪化したころの話です。その時に、薬剤師の給料はむしろアップしていたわけですから、いかに給料的には恵まれているかということが分かります。しかしなぜ、不況の状況の中でも給料がアップしているかと言うと、それだけの条件を出しても薬剤師の人材を確保したいという各企業の思惑も見え隠れします。実は薬剤師を使っている業界では、慢性的な薬剤師不足の状況に陥っていると言われています。
街中を歩いてみると、調剤薬局の看板をよく見かけるようになったという印象を持ちませんか?医療の世界では、医薬分業の傾向がますます進んでいる感じになっています。かつては、病院で診察を受けて、病院で医薬品の処方を受けることもできました。しかし、診療は病院、薬品の処方は調剤薬局で、という感じで、すみ分けが進められています。このため、調剤薬局の数が飛躍的に伸びているのです。またドラッグストアも、いろいろな場所に進出してきています。ドラッグストアに入ってみると分かりますが、薬の処方を行っているセクションがあります。ここにも、薬剤師の資格を持った人が必要とされています。
このようにいろいろな所で、薬剤師へのニーズが高まってきているのです。このため、薬剤師としてみれば、売り手市場になってきているということも言えるわけです。もう少し給料の良い所に就職したいと思っているのであれば、給料の額もチェックをしたうえで、就職先を探してみるのも一つの方法です。しかし初任給だけでなく、今後の昇給のペースや頻度なども頭の中に入れて、比較をすることが重要です。トータルで判断をしないと、後悔してしまう可能性があります。
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