認定薬剤師という言葉をご存知でしょうか。薬剤師という資格については知らない人はいないでしょう。医薬品や医療機器についての専門知識を持っている資格のことです。この認定薬剤師とは何でしょうか。またその求人にはどのようなものがあるのでしょうか。
認定薬剤師とは特定の医療分野における薬学の高度な技術と知識、経験を有しているという事を認定された薬剤師のことです。これを認定するのは大学や団体、学会等です。2004年からこの制度が始まりこれらの団体が一定の研修実績に基づいて認定することになります。具体的な認定薬剤師の中には研修認定薬剤師、認定実務実習指導薬剤師、がん薬物療法認定薬剤師、感染制御認定薬剤師、精神科薬物治療認定薬剤師、HIV感染症薬物療法認定薬剤師などがあります。学会や団体によって認定基準は異なりますが、これらの認定を受けるためには多くの知識や実務経験などが求められます。
さらに認定薬剤師として働いていると専門薬剤師として働くこともできます。専門薬剤師とは高度な薬物治療において医師の負担部分を薬剤師が代わりに負担することによってより安全な薬物療法を提供する薬剤師のことです。ある専門分野に特化した企業等に就職して自分の専門分野を生かすことも可能になります。この専門薬剤師になった場合には5年ごとに免許の更新をしなければなりません。このように非常に高度な資格である認定薬剤師ですが、求人を探すというのはなかなか難しいものです。
その理由は簡単で、ある特定の専門分野の求人というのは募集されにくいからです。薬剤師募集という求人はあってもこの分野に特化した薬剤師募集という求人はなかなか見つからないのです。しかし諦めてはいけません。インターネットなどの求人サイトでは薬剤師に特化したものが多数あります。そのサイトでは調剤薬局やドラッグストアなどの求人はもちろん、病院や企業といった専門性の高い職場における求人も掲載されています。しかも自分の希望する条件を入力すればその条件にあった求人を教えてくれるというシステムですから、膨大な量の求人から自分の条件を満たした求人をすぐに探すことができるのです。
確かに認定薬剤師として働くのは簡単なことではありません。しかし求人サイトを駆使して求人を探すなら必ず認定薬剤師として働くことのできる職場が見つかるに違いありません。ですから諦めずに探し続けるようにしたいものです。
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